近ごろ、こどもが車内に放置され、命を落とす事案などが全国的に多発していることから、千葉県警は６月２７日、人気子役を一日児童虐待対策官に委嘱し、こどもの車内放置防止を呼びかけました。
県警本部では２７日、夏の暑い時期を前に、こどもの車内放置防止を呼びかけるキャンペーンが行われ、民放ドラマなどに多数出演する子役の毎田暖乃さんを一日児童虐待対策官に委嘱しました。
毎田さんはまず、放置されたこどもが車内で熱中症になる危険性などを伝える寸劇を披露。
「エアコンをつけていてもこどもを車内に置き去りにしない」などのポイントを持前の演技力で訴えました。
その後、毎田さんらは千葉市内のスーパーに移動し、毎田さんがドラマで演じた原作漫画のキャラクターが描かれたチラシを配って、車内放置の防止を呼びかけました。
県警によりますと２０２２年１年間のこどもの車内放置の対応件数は２１件でしたが、２０２３年は５月末現在で、すでに２３件と２０２２年を大幅に上回るペースだということです。
県警は「車内放置は虐待。少しだけの時間でも夏は車内の温度が急上昇するので気をつけてほしい」と呼びかけています。
一日児童虐待対策官 毎田暖乃 さん「熱中症で死んでしまう子どももいままでにいたので、減らしてほしいなという思いで。チラシも受け取ってもらえるし、頑張ってくださいとか応援のメッセージも頂けたので楽しかった」
