コヴァチッチ、チェルシーからマンチェスター・Cへの移籍が決定

写真:同リーグ内のライバル、マンチェスター・Cに移籍したコヴァチッチ ©Getty Images

チェルシーに所属していたクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチのマンチェスター・シティへの移籍が決定した。マンチェスター・シティにとっては今夏の移籍市場における初の補強選手であり、バルセロナに移籍したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの穴を埋めるべき存在となる。背番号もギュンドアンが着用していた8番を継承することになった。

マンチェスター・シティとは4年契約を締結しており、イギリス『BBC』によると、移籍金は2500万ポンド(約45億8890万円)プラス出来高となっているという。

コヴァチッチは2018年8月にチェルシーに加入し、5シーズンにわたってプレー。同クラブで通算221試合に出場して6ゴールを記録し、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献した。また、クロアチア代表でも通算95試合に出場しており、カタール・ワールドカップでも3位入賞を果たしている。

マンチェスター・シティとの契約を完了させたコヴァチッチは、クラブの公式サイト上で「僕にとって素晴らしい移籍だ」と語り、新天地への賛辞の言葉を並べた。

「ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ監督)が率いるこのチームを見たことがある人なら、彼らがどれほど優れているかを知っている。僕からすれば、シティはサッカー界最高のチーム、世界最高のチームだ。このチームに加わることは、すべてのサッカー選手にとって夢のようなことだ」

そして新天地での抱負を次のように語った。

「僕にはまだ学ぶべきこと、成長すべき部分がたくさんある。ペップの指導を受ければさらに成長できると信じているし、僕にとっては本当にエキサイティングなことだ。数週間の休暇の後にマンチェスターに行き、新シーズンに備えたい。このクラブにより多くのトロフィーをもたらしたいと思っているよ」

また、移籍を主導したチキ・ベギリスタインSDは「マテオは素晴らしいプレーヤーだ。我々が中盤の選手に求める戦術面・技術面での資質を備えているので、彼を獲得するというのは本当に簡単な決断だった」と獲得の経緯を語っている。

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