ジャイアンツ完封リレーで6月17勝目 新人捕手ベイリーが決勝打

【ジャイアンツ3-0ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ジャイアンツは5回表にパトリック・ベイリーのタイムリー二塁打で先制すると、オープナーで先発したライアン・ウォーカーから4投手の継投で見事完封リレー。打線も9回表に2点を追加して3対0でブルージェイズを下し、敵地での3連戦初戦を制した。ジャイアンツ2番手のアレックス・ウッドが3勝目(2敗)をマークし、4番手のカミロ・ドバルが23セーブ目を記録。ブルージェイズのケビン・ゴーズマンは6回12奪三振1失点の好投も4敗目(7勝)となった。

ジャイアンツが我慢比べとなった試合を勝ち切った。先発ウォーカーが初回にいきなり無死1・2塁のピンチを迎えたほか、2回から登板したアレックス・ウッドも4回まで毎回ランナーを許す苦しいピッチング。それでもブルージェイズ打線をなんとかゼロに抑えると、5回表にこの試合初のチャンスをものにして先制に成功した。投手陣は6回以降も再三得点圏にランナーを許したが、得点を与えず凌ぎきると、9回表にタイロ・エストラーダの2点タイムリーが飛び出し追加点。最後はドバルが締めて完封リレーでブルージェイズを振り切った。

ジャイアンツは6月の月間成績17勝6敗で貯金11と絶好調。10連勝がストップした後も3勝1敗と勢いを失っていない。特にルーキーながら正捕手の座を勝ち取りつつあるベイリーは、打率.320、4本塁打、OPS.883をマークする鮮烈な活躍を見せ、昇格以降チームは25勝11敗と勢いを与える存在となっている。近年はチームの黄金期を支えたバスター・ポージーの後継者探しに苦戦していたジャイアンツだが、2020年ドラフト1巡目(全体13位)指名の24歳が正捕手不在の状況に終止符を打つこととなるのか、今後の活躍にも期待がかかる。

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