大谷が二刀流の面目躍如 2ホーマー&10Kの活躍でエンゼルス2連勝

【ホワイトソックス2-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは「2番・投手兼DH」でスタメン出場した大谷翔平が打っては先制弾&追加点弾の2ホーマー、投げては7回途中1失点の離れ業を披露。最終回にクローザーのカルロス・エステベスが4連打を浴びる反撃を受けたものの、なんとか逃げ切って4対2でホワイトソックス相手に2連勝を収め、地区2位に浮上した。大谷は7勝目(3敗)をマークし、エステベスは20セーブ目に到達。ホワイトソックス先発のマイケル・コペックは7敗目(3勝)となった。

大谷が二刀流の面目躍如となる大活躍を見せた。前週の週間MVPに輝き、前日の試合では22号弾と絶好調のルイス・ロバートJr.を三振に打ち取るなど、1回表を三者凡退で片付ける完璧な立ち上がりを見せると、その裏に右中間へ特大の27号先制アーチ。2回には先頭打者に二塁打を許したものの、三振2つでピンチを脱出すると、6回一死1・2塁のピンチも連続三振で切り抜けるなど要所でギアを上げていった。

大谷は7回もマウンドに上がりこの日10個目の三振を奪ったものの、一死1・2塁のピンチを招き、球数が100球を越えていたことや、爪が割れたこともあってここで降板。この場面で登板した2番手のジェイコブ・ウェブがタイムリーを浴びて大谷に自責1が記録されたものの、後続を断って白星は守り切った。すると直後の7回裏に打席が回ってきた大谷が、今度は左中間へ28号ソロを放ち再びリードを2点差に。圧巻のパフォーマンスでホワイトソックスをねじ伏せた。

結局この日の大谷は投手として6回1/3、102球を投げて被安打4、与四球2、奪三振10、失点1の快投。打者としては27号ソロ、四球、ライト前ヒット、28号ソロで3打数3安打2ホーマー2打点と、全打席出塁という活躍。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、1試合10奪三振&2ホーマーは、1901年以降では2019年のザック・グレインキー以来史上6人目、1シーズンに登板試合で猛打賞5度は1923年のジョージ・ウール、1958年のウォーレン・スパーンに並ぶ最多記録の快挙となった。今季も数々の記録を塗り替えている大谷劇場はまだまだ止まりそうにない。

なお、この活躍で大谷の今季の投球成績は16試合95回1/3を投げて7勝3敗、127奪三振、防御率3.02、打撃成績は打率.304、28本塁打、64打点、11盗塁、OPS1.040となっている。

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