八街飲酒事故から2年 事故現場で市民が献花「安心して歩ける街願って」

八街飲酒事故から2年 事故現場で市民が献花「安心して歩ける街願って」

 千葉県八街市で児童5人が飲酒運転のトラックにはねられ死傷した事故から、6月28日で2年が経ちました。
 事故現場では、市民らが花を手向けました。

 2年前の6月28日の午後3時半ごろ、「八街市八街は」の市道で、飲酒運転のトラックが下校中の小学生の列に突っ込み、当時7歳と8歳の児童が亡くなり、3人が重傷などを負いました。

 この事故では、トラックドライバーの60代の男に対して懲役14年の判決が確定しています。

 事故現場の通学路には、ジュースや花が手向けられ、訪れた人は手を合わせていました。

 八街市に住む51歳で、自身も運輸ドライバーだという男性は「市民としては痛ましいイメージを払しょくさせたいのも事実だが、飲酒運転は絶対にあってはならないことなので、悲惨な事件を忘れないでほしい」と、複雑な思いを話しました。

花を手向けた人は―
「血のつながった子どもはいないが、将来がある人の未来は他人がどんな理由があろうとも奪っていいわけがない。夜でも歩けるような道路状況、すべてにおいて誰でも安心して歩ける街を私は希望する」

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