トッテナムが、新シーズンの開幕前にシャフタール・ドネツクとのチャリティーマッチを開催することになった。
トッテナムは28日、8月6日にトッテナム・ホットスパースタジアムでシャフタールとのフレンドリーマッチを開催することを発表した。
今回の試合は、2022年2月以来、ロシアによる軍事侵攻を受けたウクライナで進行中の人道危機を支援するため、シャフタールの慈善財団への資金を集めることを目的に実施される。
そして、トッテナムはウクライナ全土の子供たちとその家族に経済的支援、人道的、医療的支援を提供してきた「シャフタール・ソーシャル」に金銭的寄付と、チケット販売による純収益の追加寄付を行う。
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、セルティックを指揮した昨シーズンのチャンピオンズリーグのグループステージでも対戦したウクライナ王者との再戦に向けて以下のコメントを残している。
「シャフタールは国内で安定した成功を収めているチームであり、新シーズンに向けて我々にとって完璧なテストとなるだろう」
「しかし、誰もが知っているように、この試合はフットボール以上のものを表しており、クラブの全員とファンが団結して、想像を絶する困難な時期にウクライナ国民への支援と連帯を示す機会だ」
「ホームファンの前に立つのは初めてとなり、個人的には特別な機会になるだろうし、世界にとっても、フットボールが善意を支持して人々を団結させる特別な力を持っていることを改めて知ることができるはずだ」
一方、シャフタールで最高経営責任者(CEO)を務めるセルゲイ・パルキン氏は、今回のチャリティーマッチの意義を改めて語っている。
「ウクライナ人が現在直面している多くの問題に対する意識を高め、支援することは私たちにとって非常に重要で、この使命をさらに支援するためにロンドンでトッテナムと対戦できることを嬉しく思います」
「私たちのチャリティーマッチが、戦争からイギリスに逃れてきたウクライナ人を含む多くのファンを魅了することを願っています。 私たちにとって、イギリスで最も強いクラブの一つと対戦し、国民を支援するための資金を集める素晴らしい機会です」
なお、両クラブの対戦は、2008-09シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)のラウンド32以来となる。前回対戦ではシャフタールが1勝1分けでベスト16進出を果たし、後に大会制覇を成し遂げていた。
