日本発、カワイイ寿司レストラン 増田セバスチャン氏がプロデュース

増田セバスチャン氏(右)=27日撮影(本紙)

“幻想的なカワイイ(psychedelic KAWAII)”をコンセプトに、サイケ&ポップと寿司が合体―。回転寿司レストラン「Sushidelic」がニューヨーク・マンハッタンで27日、28日からのオープンを前にメディア向け発表会を開いた。クリエイティブ・ディレクターとなった人気アーティスト、増田セバスチャン氏は、「おいしく“KAWAII”料理にこだわった」と語った。

SushidelicはSOHOに28日オープン。バー16席に、テーブル18席で、増田氏デザインのカワイイコスチュームを着たサーバーが迎えてくれる。メニューは当面、85ドルのおまかせコース。InstagramやTikTokですでにバズっているため、予約は2週間先まで埋まっている。

増田氏は、原宿「カワイイ・モンスター・カフェ」のプロデューサーで、原宿から世界に”KAWAII”カルチャーを広めた第一人者として、昨年より活動拠点をNYに移した。「日本には、マンガやアニメ、ゲームという世界に誇るコンテンツがある。それを“KAWAII”を通じて、世界にもっと広めていきたい」と語る。

メニューについては「寿司レストランは、屏風のある店内で、難しそうな顔をした職人が、寿司をにぎるというコンサバなイメージが根強い。でも、寿司を通じて日本食に触れ、また触れたいと思う若者たちを意識してプロデュースした」と話した。

店内デザインは、「ニューヨークの街は、カラーが少ない。そこで、“KAWAII”コンセプトで、カラーをふんだんに使った“体感アート”の場を意識した」と言う。

従業員募集は、インスタグラム経由。多くの“KAWAII”ファンが応募する中、サーバーの座を得たハナさんは、10年ちかくにわたる増田氏のファン。「憧れの増田氏のレストランで、お客さんと“KAWAII”文化を語り合えることを楽しみにしている」と語った。(本紙)

27日撮影(本紙)

© DAILYSUN NEW YORK LLC