マッドリブ『シェイズ・オブ・ブルー』20周年盤リリース、ブルーノート社長ドン・ウォズとの対談も

マッドリブがブルーノートの音源を自由にサンプリングし解体・再構築、ジャズとヒップホップの融合でその後の音楽のあり方に大きな影響を与えた傑作『シェイズ・オブ・ブルー』。

2003年にリリースされて今もなお多くのオーディエンスを魅了し続けている名盤だが、発売から20周年を記念し、アナログ盤でのリイシューがリリースされた。また、ブルーノートの社長ドン・ウォズとの対談動画「FIRST LOOK」も公開されている。

<YouTube:Madlib on "First Look" with Don Was of Blue Note Records

今回のリイシューは、ブルーノートのアナログ盤再発シリーズ「Classic Vinyl Reissue Series」の一環としてのリリース。マスタリングを名手ケヴィン・グレイが手掛け、ドイツのオプティマル・メディア社でプレスされた2枚組の重量盤仕様となっている。

ブルーノートのサウンドは、その黎明期からサンプリングやリミックスを通してヒップホップに浸透していたが、DJ、プロデューサー、ラッパー、マルチ・インストゥルメンタリストであるマッドリブが、本作を制作するためにブルーノートの保管庫を隅々まで探索。ドナルド・バード、ボビ・ハンフリー、ロニー・フォスター、ボビー・ハッチャーソン、ウェイン・ショーターなどの名曲をリミックス&再構築したサウンドで、数多くのカタログに光をあてたと共に、その後ロバート・グラスパーなどが推し進めたジャズとヒップホップの融合の礎となる記念碑的な作品を創り上げた。リリースから20年が経過した今もなお色褪せない名盤を、ぜひこの機会に今一度チェックしてみよう。

【リリース情報】
Madlib『Shades of Blue』
2023年6月16日発売
stream & download→https://madlib.lnk.to/ShadesOfBlue

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