ダンブロージオが在籍9年半のインテルに別れ…「ずっと応援してきたチームでキャリアを終えたかった」

[写真:Getty Images]

元イタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオ(34)が、今シーズン限りでのインテル退団を発表した。

今月末でネッラズーリとの契約が終了するダンブロージオは、自身の公式インスタグラムを通じて愛するクラブへの別れのメッセージを綴った。

「ずっと応援してきたチーム(今なら言える)でキャリアを終えたかったけど、それは不可能だった。とても残念だ」

「僕にとってインテルは家族を意味する。妻を含めてこのシャツを愛し、喜びも悲しみも経験しながら育った」

「インテルのメンバー全員で構成された家族のようなもので、僕らはインテルをふさわしい場所に導くために日々協力してきたし、彼らは今後もその方向に進み続けると確信しているよ」

「それは愛、情熱、献身、勇気、そして謙虚さを伴った旅だった。常に、そしてインテルの利益のためだけに歩んできた」

「僕と家族にとって、とてもエキサイティングな旅であり、僕らの人生の一部として心の中に永遠に残るものになると確信しているよ」

「いつも僕をサポートし、評価してくれている人たち、考えを変えた人もそうでない人も、すべてに感謝するよ。なぜなら、皆さん全員が僕のプロフェッショナルとしての成長を促し、評価においてバランスのとれた人間にしてくれたからだ」

「ミラノは僕らだけのものだ。そして、現時点でわかっていることは、いつか息子をスタジアムに連れて行き、彼にそう告げることだけだ…」

2014年1月にトリノからインテルに加入したダンブロージオ。以降は左右のサイドバック、ウイングバック、センターバックとあらゆる守備的なポジションをカバーするユーティリティー性を武器に、ここまで公式戦284試合に出場。2020-21シーズンのスクデット獲得、コッパ・イタリア2連覇に貢献した。

今シーズンは公式戦24試合に出場したものの、先発出場は11試合にとどまり、出場機会を求める34歳は今シーズン限りでの退団を決断した。

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