「手術が無事に終わりますように」「早く家に帰れますように」 横浜の県立こども医療センターに短冊150枚

七夕飾りの前に立つボランティア団体のスタッフら=28日午後、県立こども医療センター

 7月7日の七夕を前に神奈川県立こども医療センター(横浜市南区)では、子どもたちやその家族らの願いが込められた短冊が飾られ、涼をもたらしている。

 七夕の短冊飾りは今年で17年目で、同センターのボランティア団体「オレンジクラブ」が5月中旬から短冊を作ったり、ササを用意したりするなどの準備を進めてきた。

 「手術が無事に終わりますように」「早く家に帰って来られますように」─。1階の渡り廊下と正面玄関入り口に飾られる約1500枚の短冊には、切実な願い事や希望であふれていた。

 ボランティアの一人、三木美雪さん(64)は「入院をしていて外に出られない子もいるので、こうした四季の飾りを通してわれわれが外からの風を運びたい」と話していた。

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