前線南下 線状降水帯の発生に要警戒

7月1日(土)は、閉塞した前線を伴った低気圧が北海道付近から千島近海に進み、低気圧からのびる前線が西~東日本付近を南下します。この前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が断続的に流れ込む見込みです。
このため、西~北日本では広い範囲で雨が降るでしょう。所により雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所もある見込みです。前線の活動が活発化して線状降水帯が発生した場合は、局地的に雨量が大幅に増えるおそれもあります。九州を中心に、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
前線から離れている沖縄は概ね晴れますが、夕方以降は所によりにわか雨があるでしょう。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:1日午前9時の予想天気図。

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