脱炭素社会の実現に向けて自動車のガソリン給油に加えて、EV=電気自動車の充電設備を備えた複合型施設が7月1日、千葉県佐倉市内にオープンします。
佐倉市の新しい施設では6月30日、竣工式が行われ、関係者がテープカットをして完成を祝いました。
この複合施設は大手石油元売りの出光興産系列のGSなどの運営会社が、脱炭素社会に向けた取り組みとして開設しました。
ガソリンスタンドを併設したこの施設は、約30分で充電が完了するEV=電気自動車の急速充電設備を備えたほか、軽EVのカーシェアサービスも提供しています。
また、脱炭素に繋がるサービスに加えて、ソーラーパネルや自家発電機を設置するなど、災害対策基地としての機能も備えていて、災害時には防災拠点としても地域住民に開かれるということです。
運営会社のヤブサキ産業の薮嵜康一社長は、「2輪や3輪、それにキックボードなどの次世代型モビリティにも対応できるエネルギー拠点を目指したい」としています。