元ユナイテッドのクレバリー、33歳で現役引退を決断…ケガが決定打に

[写真:Getty Images]

ワトフォードは1日、元イングランド代表MFトム・クレバリー(33)がケガの影響で現役を退く旨を発表した。

クレバリーはマンチェスター・ユナイテッドのアカデミー育ちで、レスター・シティや、ワトフォード、ウィガンでの武者修行を挟みながら、主力に。2012年にイングランド代表デビューも遂げ、ユナイテッドの次代を担う中盤のひとりとして期待を集める存在だったが、2014年夏からアストン・ビラに貸し出され、2015年夏からエバートンにフリー加入した。

2017年1月からは古巣のワトフォードにレンタル加入し、翌シーズンから完全移籍に移行。そのワトフォードでは主力を張り、今やキャプテンに就くが、昨季はケガに苦しみ、公式戦を通じても4試合の出場に終わった。今回の引退はやはりケガが決定打となってしまったようだ。

会長と最高経営責任者(CEO)を兼務するスコット・ダクスベリー氏も「トム以上に数々のケガから復帰しようと頑張った者などいない。いつも選手の周囲にポジティブな力を与えながら、それを試みた。どんなチームもいると喜ばしいタイプのプロフェッショナルだ」と語った。

なお、33歳という若さで現役生活に終止符を打ち、今後が注目されるクレバリーだが、ワトフォードによると、「クラブとトムから近々喜ばしいニュースが発表される」とも。以前に古巣ユナイテッドの公式コンテンツで指導者としてのオールド・トラッフォード帰還願望を明らかにしているクレバリーだが、果たして。

© 株式会社シーソーゲーム