岩手県内の公務員や会社員に夏のボーナスが支給され、1日の商業施設は買い物客でにぎわった。家電量販店では燃料費の高騰を意識した節電型の商品が人気。新型コロナウイルス感染症の「5類」移行で外出意欲が高まり、通販ではなく店舗に足を運んで品定めする客層も戻りつつある。
盛岡市盛岡駅西通のコジマ×ビックカメラ盛岡店（越智良平店長）。電気代が節約になる家電の引き合いが強い。コロナ禍で高まったアウトドア人気が続き、キャンプや災害時に活用できるポータブル電源の売れ行きも伸びている。
洗濯機の購入を予定する同市夕顔瀬町の会社員及川大司さん（25）は「物価高で出費がかさむので以前より予算は抑えめにしたい」と説明。越智店長は「節電、節水対応や遠隔操作ができる便利なものを豊富に取りそろえたい」と消費者ニーズに応える。
