【データで見える最強選手④】ジャッジ、アクーニャ、大谷のパワーヒッター3強の勝者は!?

現代のベースボールを語るうえで欠かせないのがデータ。膨大なデータを使えば、あらゆる事実が見えてくる。今回は、どれだけ打球を強く、そして遠くへ運んだかの「純粋なパワー」を比較し、真のパワーヒッターを探ってみた。

基準としたのは、STSTCASTの「パーセンタイル・ランキング」が示すxwOBA (打者が1打席あたりに得点増加に貢献する期待値)だ。1位はヤンキースのアーロン・ジャッジ、2位がブレーブスのロナルド・アクーニャJr.、そして3位がエンゼルスの大谷翔平と、いずれも現在のメジャーを代表するパワーヒッターが上位にランクイン。しかも、xSLG(予想長打率)もトップレベルというこの3選手を比較してみた。

最高打球速度を見ると、今季のトップは現在ナ・リーグ本塁打トップのブレーブスのマット・オルソンがマークした118.6マイル(約190.9キロ)。

ここで大谷は7位の117.1マイル(約188.5キロ)、ジャッジは8位(116.9マイル)、アクーニャJr.は10位(116.7マイル)であり、大谷がリード。

続いて平均打球速度を見ると、トップはジャッジの97.2マイル(約156.4キロ)。

この数値では、3位がアクーニャJr.(94.9マイル)で、大谷は10位(93.9マイル)。

95マイル以上の投球に対するハードヒットの数では、アクーニャJr.が157本でトップ。大谷は128本で5位となっている。

そして、最長飛距離で比較すると、トップは大谷の493フィート(約150.3メートル)に対し、アクーニャJr.は10位(470フィート)、ジャッジは19位(462フィート)。

150メートル超えは、2015年より計測が始まったSTATCASTでは13人目。エンゼル・スタジアムでは最長飛距離となった。

これらのデータから、現在の球界における真のパワーヒッターは大谷に軍配を上げてもいいだろう。しかし、パワーが魅力のメジャー。これからも続々とパワー自慢が現れてくるはずだ。今後も規格外のパワーを持った選手の豪快な打撃は見逃せない。

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