2カ月で6000万だまし取られる  上越市で特殊詐欺被害

上越市内で、4月から6月までに合計6000万円をだまし取られる特殊詐欺が発生した。上越署が4日発表し、詐欺事件として捜査を進めている。  上越署によると被害に遭ったのは上越市の60代女性。4月12日、実在する通信事業者を名乗る何者かから、携帯電話のショートメール機能を利用して女性の携帯電話に「料金の未納があるので今日中に問い合わせください」というメッセージが届いた。女性がメッセージに記載された電話番号に電話をしたところ、男から「インターネットサイトの利用料金が未納」と言われ、その後も実在するインターネットセキュリティー団体や警視庁を名乗る者から、サイバー保険料や示談金名目で金銭を要求する連絡が繰り返しあり、女性は80回にわたり、計6000万円を同市内の金融機関から送金したもの。  上越署によると、女性は警察に相談、特殊詐欺被害に気付いたという。

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