【猫と暮らすシニア必見】世界39か国で利用されている!猫の痛み検知AI「CPD」とは

ChatGPTをはじめ世界中でさまざまなAIが誕生していますが、主にビジネスで使われるものが注目されています。しかし、今回ご紹介するAIは愛猫の健康管理に役立つもの。それが猫の痛み検知AI「CPD」です。猫好きシニアにおすすめしたいこちらのAIは、一体どのようなものなのでしょうか。この記事では猫の痛み検知AI「CPD」について解説していきます。

猫好きシニアにとっては必須ツール!? 猫の痛み検知AI「CPD」とは

猫の痛み検知AI「CPD」(Cat Pain Detector)とは、株式会社Carelogy(ケアロジー)と日本大学生物資源科学部との共同研究により開発されたWebアプリケーション。猫の痛みを表情からAIが判定できます。

やり方はとても簡単。猫の写真をアップロードするだけで判定してくれます。判定時間もあっという間なので、すぐに調べたいときにも便利です。

判定精度はなんと約90% (2023年1月時点)と高いレベルで、猫が痛がっているのかどうかを判定します。今後も改善を進めていくとのことです。

膨大なデータからをAI技術に読み込ませて誕生

「CPD」のAIは、猫の痛み評価指標に基づいて膨大な猫のデータを最新AIに学習させて生まれたもの。猫の痛み評価指標は、モントリオール大学が発表した、JAAHA(Journal of the American Animal Hospital Association)で承認されている猫の痛み指標 ”Feline Grimace Scale”。 これに基づいて、専門の獣医師よって振り分けられた6,000枚のデータを最新AI技術を用いて学習させ、「CPD」のAIは生まれました。

猫は痛くても顔に出さない生き物!?

日本大学の調査によると、飼い猫のうち約7割は、痛みを抱えているのに動物病院に来院できていないとのこと。加えて、猫の表情は獣医師でも判断が難しいといいます。そのため、精密検査を行った後に痛みを抱えている状態と判明する場合が多いのです。

リリース間もないうちに39ヶ国のユーザーが利用!

「CPD」は2023年5月16日にリリースしましたが、リリースから2ヵ月弱という短期間で世界39か国・55,000人を突破。今後も更なる精度向上を目指し、「CPD」が収集したデータセットをAI学習に活用するとのことです。

また、ユーザーの要望で多い「複数飼育者向けの機能」「動物病院への来院判定機能」などの新機能を搭載した有料版の「CPD Premium」の開発を進めている最中。今秋までのリリースを予定しています。

PCやタブレットなどのデバイスがあればすぐに使える「CPD」。操作も非常に簡単ですので、猫と暮らすシニアは利用してみてはいかがでしょうか。

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