PSGがルイス・エンリケ氏の新監督就任を発表! 2025年までの2年契約を締結

[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)は5日、スペイン人指揮官ルイス・エンリケ氏(53)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2025年6月30日までの2年間となる。

2022-23シーズンはリーグ・アンで11度目の優勝を飾ったPSG。しかし、クラブの悲願であるチャンピオンズリーグ(CL)は2年連続のベスト16止まりに終わり、さらにはピッチ内外でも多くの問題を抱え、厳しいシーズンとなった。

PSGは5日に昨季からチームを指揮したクリストフ・ガルティエ監督(56)の解任を発表。そして、その後任に選ばれたのは元スペイン代表監督でもあるエンリケ氏だ。

2004年8月に現役を引退すると、2008年6月から古巣バルセロナのBチームで指導者キャリアをスタート。その後、ローマやセルタでの監督を歴任し、2014年夏に満を持してバルセロナのトップチームで監督に就任。

バルセロナでは、就任初年度にトレブル(リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ)を成し遂げるなど、在籍した3シーズンで計9個のタイトルを獲得。

その後、ロシア・ワールドカップ(W杯)をラウンド16で敗退しフェルナンド・イエロ監督が退任したスペイン代表の指揮官に就任。2019年3月には娘の闘病に付き添うため一度退任したが、同年11月に復帰し、欧州予選を勝ち抜いてカタールW杯の出場権を獲得した。

積極的にチームの若返りを図りながら戦力を整えると、ユーロ2020ではベスト4入り。UEFAネーションズリーグ2022-23ではチームをファイナルズ進出へ導いたが、昨年11月に開催されたカタールW杯では決勝トーナメント1回戦でモロッコ代表にPK戦の末に敗れ、ラウンド16で敗退。同大会を最後にスペイン代表の指揮官の座から離れていた。

© 株式会社シーソーゲーム