「不快な思いさせ反省」 「レベル低い」発言で上越市の中川市長

 上越市の中川幹太市長が5日、新潟経済同友会との意見交換会で、同市内の2高校を挙げて「県内では、レベルが下の方にある」と発言したことについて6日、報道陣の取材に応じ「それぞれの高校の学生、保護者、教職員に不快な思いをさせる発言で、深く反省している。考え方を改めなければならない」と述べた。
 中川市長は同日、実名を挙げた学校を訪れ謝罪した。両校からは「関係者の声を聞いた上で返答する」と回答があったという。意見交換会には、県内企業約40社の経営者、幹部が出席していたため「新潟経済同友会にも、あらためて説明を尽くしていきたい」とした。
 中川市長は5日、発言後に報道陣の取材で「(両校は)偏差値で言うと(レベルが)低いところがある」と自己肯定した。市教育委員会は上越タイムス社の取材に対し「中学校の教育で偏差値という概念を用いて教育を行うことはないし、考えてもいない」と答えた。

© 株式会社上越タイムス社