なでしこジャパン壮行会、W杯経験者の岩清水梓、阪口夢穂、内田篤人からもエール「ひたむきに頑張っている姿を見せて欲しい」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

6日、なでしこジャパン壮行会-BE YOUR BEST SELF-が都内で行われた。

【写真】SPゲスト「新しい学校のリーダーズ」と機縁撮影をする岩清水と阪口、内田篤人を交えての3ショットも

来たるオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に出場するなでしこジャパン。世界一奪還を目指すチームへ応援を届けるべく、盛大な壮行会が催された。

2部形式で行われたイベントは、アナウンサーの野村明弘さんが司会進行を務め、MCには元日本代表DF内田篤人氏も登場。1部には池田太監督と国内合宿中の21選手が登壇してトークセッションが行われたほか、スペシャルゲスト「新しい学校のリーダーズ」によるライブパフォーマンスも披露された。

2部は引き続き野村アナと内田氏が回し、ゲストには2011年ドイツ女子W杯の優勝メンバーである岩清水梓(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)と 2023年4月に引退を表明した阪口夢穂さんが登場。軽快なトークで会場を沸かせた。

同世代であり、互いに長く代表で活動しながらも、男女間で接点があることは少ないようで、2人のゲストはこれまで内田氏と「あまり関わることがなかった」と明かした。

岩清水は現なでしこジャパンの魅力について「プロ意識」を挙げた。結婚や出産を経て、母として自身もプロ選手として活躍するセンターバックは、プロ化以前から第一線に立ってきただけに、WEリーグ発足による意識の変化を感じているようだ。

一方、内田氏は「個人→チームワーク」と書き記した。「チームワークは、弱さを助けてくれる(だけ)だったら意味がない。個人としてしっかり戦える選手が揃っているので、11人、ベンチ入り、すべての選手が戦えることがチームワークだと思う」と、個々が力を発揮することでチームへ還元できることを、強みとして挙げ、期待を込めた。

指向の異なる「なでしこジャパンの裏ネタ」を問われた阪口は「書かれへんことばっかり」と苦笑。岩清水は「(楽屋でなでしこジャパンに)写真を求められてデレデレしていた」と内田氏をいじった。

W杯を経験している3名はそれぞれ、「楽しんでほしい」(阪口)、「いい見本となるような、ひたむきに頑張っている姿を見せて欲しい」(岩清水)、「何も臆することなく全てを出し切って欲しい」(内田)とエールを送り、「放送が決まることを願っています」との言葉も交えて、なでしこジャパンの躍動を期待を込めた。

なでしこジャパンは今後、14日にユアテックスタジアム仙台でパナマ女子代表との国際親善試合を行い、翌日に日本を出発。ニュージーランド会場にて22日にザンビア女子代表、26日にコスタリカ女子代表、31日にスペイン女子と対戦する。

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