《そんなまさか》伸びないナイロン!奥田学さん監修「アブソルートBBM(バリバス)」

奥田学さん監修の重量級ルアーに特化した低伸度製法ナイロン「アブソルートBBM」をルアーマガジンのライターを務める西村が実釣を交えてインプレ! スペック面から実用面まで徹底してご紹介!

●文:ルアマガプラス編集部

インプレするのはルアマガライター西村!

― ライター西村

ルアーフィッシング大好きライター。好きな釣りはクローラーベイト、バックスライドやネコリグでのカバー撃ちなど。今いちばん覚えたい釣りはコンパクトジグのジグスト。

重量級ルアーに特化した低伸度製法ナイロン/アブソルートBBM(バリバス)

ナイロン特有の伸びを抑えた 『VLS製法』を採用し、大型ルアーの使いやすさを向上させた。こだわりの原料セレクトで、ビッグバスがヒットした際にも負けない力強さを実現している。ラインカラーはステルスブラウンで、水に馴染み魚に警戒心を与えない。150m巻きは、中間にマーキングが施してある。

バリバス(VARIVAS) アブソルート BBM ナイロンライン 150m ステルスブラウン 20LB

ナイロンラインに開眼!? 求めていたラインがこれだ!

実は私、普段ナイロンラインをまったく使わないんです。トップウォーターもクランクベイトも、フロロもしくはPEでやってます。今回久しぶりにナイロンラインを使ってみてわかったのは、やはりナイロンにはナイロンの良さがあるということ! ナイロンの大きな特徴の一つが比重が軽いこと。つまりトップウォータールアーと相性が良い。アブソルートBBMを使ってみましたが、ペンシルベイトやクローラーベイトが気持ちよく綺麗に動きましたよ。また、キャストもとてもスムースで、ナイロン特有の柔らかさがあるので突然のアワセ切れも防いでくれそうです。

一般的なフロロは太くなればなるほど重くなって、ごわごわしてきます。ルアーを水面でゆっくりと動かしたい場合は、ラインが沈んで欲しくない場合も多いんですよね。アブソルートBBMはナイロンの中でもかなり伸びが少ないので、水面系ルアーを使った時に、リールひと巻き目、ロッドワーク1回目からしっかりと動いてくれる。太いフロロだと、ちょっと沈んだラインを水面まで持ち上げてからのアクションになるので、動き出しが遅くなってしまうんです。

30lb、40lbという太さもラインナップされているので、ジャイアントベイト級のルアーとか、体積の大きいラット系のルアーなんかにもぴったりだと思います。マグナムクランクなど、引き抵抗が大きいルアーの場合も、ナイロンのクッション性が効果的に働いて、巻きが重く感じにくいということも。

使いやすくてとても感動したアブソルートBBM、今後もお世話になりそうです!

ビッグベイトタックルに20lbをチョイス

1~2ozくらいのルアーが気持ちよく使えるエクストラヘビーロッドに中型ベイトリール、そして20lbをセレクト。大型ルアーをだいたい扱えるヘビーバーサタイルタックルが完成。

― S字系、大型トップ、マグナムクランクなどで威力を発揮

ここに挙げた1oz以上の多くのルアーでナイロンラインの特性が活きることを実感。特に水面系のルアーではやはりナイロンは使いやすかったです。伸びが少ないので感度はいいし、だるさみたいなものは感じませんでしたよ。

操作性

― ナイロンの柔らかさを残しつつ、伸びのなさを実感

S字ルアーが柔らかく動いたりするのはナイロンラインならでは。それでいて伸びのなさや芯の強さも感じ、ジャークアクションも思いのままに操作できました。ブラウンのラインカラーも水に馴染んでいい感じでした。

総評

まさにこんなライン、求めてました! 太いフロロは重いけど、アブソルートBBMは太いのにしなやかで軽い。ビッグベイト用ラインのひとつの回答が出た感じがします。

夕マズメにビッグクローラーでキャッチ! ルアーがナチュラルにしっかり動いたし、ファイト中もラインの伸びなどを感じませんでした。
伸びがなくてビッグベイトにピッタリ!

― インプレフィールド BRGD POND

群馬県前橋市にあるブラックバスの管理釣り場。与えているエサが生きた小魚やエビになっているので、バスが野生のフィールドに近い反応を見せる。
●住所:〒371-0056 群馬県前橋市青柳町1002-1


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