本格導入は千葉県内初 松戸市がチャットGPTの業務活用を開始

本格導入は千葉県内初 松戸市がチャットGPTの業務活用を開始

 質問や指示に応じて、自然な文章の作成などをする生成AI「チャットGPT」について、千葉県松戸市は7月7日から業務での正式な活用を開始しました。
 試験導入ではない業務上の活用は、県内で初めてです。

 松戸市によりますと、7日付けで職員向けのチャットGPTの活用ガイドラインを策定したうえで、業務の活用を開始したということです。

 実際に業務で活用する主な場面としては、企画を立案するときの情報収集のほか、行政サービスの案内や、市民に分かりやすい文章を作成するときの補助的な手段などを想定しています。

 また、活用にあたって、職員やアカウントを管理するために、利用を希望する職員に対しては、総務部に申請し承認を得るよう求めています。

 一方で、個人情報などの機密性の高い情報や、業務に関する非公開の情報を入力することは禁止していて、情報の正確性や権利の侵害がないかも確認するよう注意を促しています。

 なお、ガイドラインは適宜、見直していく方針で、現在は認めている生成AIはチャットGPTのみとしていますが、今後ほかの生成AIの普及が進んだ場合は、対象にすることも検討していくとしています。

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