梅雨前線が10日（月）にかけて、本州付近に停滞するため、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となる見込みだ。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、西日本から東日本では、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。
梅雨前線が華中から日本海を通り、東日本から日本の東にのびている。前線は、8日（土）夜には東日本から北日本に北上し、10日（月）にかけて本州付近に停滞する見込みだ。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発となる。
西日本から北日本では、10日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。西日本では、これまでの大雨により地盤が緩んでいて、土砂災害の危険度が高まっている所がある。
10日にかけて土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。
＜この先の24時間予想雨量（多い所）＞
■9日（日）午前6時まで
九州北部（山口含む） 250ミリ
東海、中国 180ミリ
関東甲信、北陸 150ミリ
東北 120ミリ
■10日（月）午前6時まで
九州北部（山口含む） 100～200ミリ
東北、関東甲信、東海、
北陸、近畿、中国 50～100ミリ
■11日（火）午前6時まで
九州北部 50～100ミリ
