インテルがオナナ後釜としてロリスに接触…選手本人は今夏スパーズ退団を希望

[写真:Getty Images]

インテルが、トッテナムの元フランス代表GKウーゴ・ロリス(36)の獲得に動いているようだ。フランス『レキップ』が報じている。

現在、インテルでは元カメルーン代表GKアンドレ・オナナに対して、マンチェスター・ユナイテッドからのオファーが届いている。現時点でのオファーはクラブの要求を満たすものではないが、選手自身が移籍を希望しているとの見方もあり、守護神流出の可能性が高いとみられる。

これを受け、クラブはオナナに代わる新守護神の獲得に動き始めており、直近ではバイエルンのスイス代表GKヤン・ゾマーに対する獲得の動きも報じられている。

そして、今回新たな候補として浮上したのが、今夏のトッテナム退団が確実とされるフランス代表歴代最多出場記録保持者だ。

2012年夏にリヨンからトッテナムに加入したロリスは、以降絶対的な守護神に君臨し、ここまで公式戦447試合に出場。2015-16シーズンからはキャプテンも担ってきた。

現行契約は2024年まで残っているが、先月の母国メディアでのインタビューで「時代の終わり、何が可能か、じっくり検討したい」と、今夏の退団希望を明らかにしていた。

現在はトッテナムでプレシーズントレーニングに参加しているが、クラブはすでに後釜となるイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオを確保。このプレシーズン期間の移籍が既定路線となっている。

報道によると、インテルはここ数週間、非公式な形でロリスと交渉を行ってきたという。また、同選手に関してはすでにサウジアラビアからオファーを受けている一方、ギリシャとトルコのクラブからのアプローチは拒否したようだ。

現状ではオナナの去就次第という部分もあり、ロリス自身も次のクラブがプロキャリア最後のクラブとなる可能性もあるだけに、去就に関して熟考中だという。そのため、より具体的な交渉へと進むには時間を要する見込みだ。

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