海洋高養殖のチョウザメ新商品  チョウザメバーガーなど能水商店で販売 実習成果おいしく味わって

 糸魚川市の県立海洋高生徒が養殖実習で育てたチョウザメを使ったチョウザメバーガーとフィッシュ&チップスが、道の駅マリンドリーム能生の同校アンテナショップ「能水商店」で販売されている。
 昨年はチョウザメの雄の魚肉をカルパッチョにして売り出した。2年目の今年は同店のバーガーシリーズに加えて期間限定で販売。フライに調理して自家製タルタルソースをかけた。白身で淡泊、コラーゲンが豊富でトラフグに似た食感という。
 販売初日の8日、同校生徒が店内でチョウザメの養殖について発表。地元企業と産学連携で取り組んでいることやDNA分析によるチョウザメの雌雄判別法を開発したこと、出荷に至るまでの作業工程を説明した。資源育成コース3年の林明日香さんは「川魚特有の臭みがなく脂があってジューシー。出荷作業もみんなで協力してやった。実習の成果を知ってもらい、皆さんにおいしく食べてもらえたらうれしい」と話した。

海洋高生が養殖実習で育てたチョウザメでバーガー、フィッシュ&チップスを販売(マリンドリーム能生・能水商店)

 チョウザメバーガーは1000円(税込み)、フィッシュ&チップスは1500円(同)。販売期間は今月末までの予定。9日は水産養殖と水耕栽培を合わせたアクアポニックスで栽培したレタスを販売する。午後1時から生徒が発表を行った後に販売開始。数量限定。

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