パリ・サンジェルマンは7月9日、マジョルカから韓国代表MFイ・ガンインを完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイトなどで発表した。PSGにとっては初の韓国人プレーヤーとなる。契約は2028年6月30日までの5年間で、背番号は19番を着用することになった。
移籍金の額は明らかになっていないが、スペイン『アス』紙電子版は「2200万ユーロ(約34億3110万円)で、マジョルカのクラブ史上最高額を更新する金額」だという。
イ・ガンインは幼少期からバレンシアの下部組織でプレーし、2018年にトップチームに昇格。2021年8月にはマジョルカに完全移籍し、日本代表MF久保建英とも一緒にプレーした。昨シーズンは公式戦通算39試合に出場し、6ゴール6アシストを記録していた。
イ・ガンインはクラブ公式サイトでのインタビューで「PSGのことは子どもの頃から知っている。世界最高のクラブの1つだ」と称賛し、「リーグ・アンもずっと見ていた。競争力の高いリーグで、才能豊かな選手がたくさんいる」と語った。
また、自身のことについては次のように紹介している。
「ピッチ上の様々なポジションをこなすことができる。左右どちらのサイドでもプレーできるMFといったところかな。ボールを持って運ぶプレーが好きだ。欲望が強く、勝利を渇望している。僕はチームの勝利に貢献するため、チーム全体に貢献するためにここに来たんだ」
そしてPSGでの目標を「できる限りチームを助けたい。チームがすべての試合で勝利し、可能な限り多くのタイトル獲得できるように頑張りたい」と語り、次のようにファンへのメッセージを送った。
「PSGに移籍できたことをうれしく思う。PSGは世界有数のビッグクラブで、世界最高の選手たちがそろっている。新しい冒険をスタートさせるのが待ちきれないし、PSGのファンに会えるのが待ち遠しい。ピッチに立ってファンに喜びを与えるのも楽しみだよ」