《シマノ新作》マスティフFCは全てにおいて高水準!ファン待望のフロロカーボンライン

今年発売される新しいラインを実際に使ってインプレするこの企画。 シマノ待望のフロロライン「マスティフFC」をルアーマガジンのライター西村が、実釣にて使用してみたので使い心地をお届けします!

●文:ルアマガプラス編集部

― ライター西村

ルアーフィッシング大好きライター。好きな釣りはクローラーベイト、バックスライドやネコリグでのカバー撃ちなど。今いちばん覚えたい釣りはコンパクトジグのジグスト。

しなやかさ、滑らかさ、結束強度 三拍子揃った高品質ライン/マスティフFC(シマノ)

工場での徹底した品質管理により、ムラのないクオリティとワンランク上の表面の滑らかさを実現。また、独自の特殊加工技術であるナノアーマーを施すことで、ノットを結んだときにライン同士が噛み合い結束強度がアップしている。ストレスフリーで強度も高い、理想的なフロロラインだ。

シマノ(SHIMANO) フロロライン マスティフFC LB-B41V 90m 12lb クリア

― しなやかさはあらゆる点で有利 飛距離は確実にアップ

リールに巻くときにまず感じたのはその滑らかさ。しなやかなんだけど、芯に強さを感じるフロロラインです。ラインを結び込めばガチッと締まって、変にゴワついたりせず、ちゃんと結べてるなという実感がありますよ。

そして驚いたのがキャスト。ワンキャストめ、軽くロッドを振っただけで思っていた以上の飛距離が出ました。ガイドの滑りが抜群に良いんです。フルキャストだと余裕でポンドの反対側まで行っちゃいそうなので、セーブしてキャストしてました。スピニングに細ラインを巻く場合、フロロカーボンは巻き始めにボワッと一気にラインが放出されてライントラブルになることが多いのですが、マスティフFCはそういったトラブルは一切なし。滑りが良くて気持ちよく飛んでいくんだけども、ライントラブルの心配がないというのは心強いです。

しなやかなのはルアーの操作中も優位に働いて、ルアーをフリーフォールさせるときに、スプールとガイドの抵抗感を感じずに落ちていっていることからもわかります。ラインがガサついていたりすると、それが抵抗になって綺麗にルアーが落ちていかないんですよね。ある程度魚を釣りましたが、ラインにクセがついたりすることはありませんでした。

気になる値段は、市場価格で1000円台中盤から2000円台前半。90m巻きでこの値段は高級ラインの部類なので、ここぞというワンタックルに投入していきたいですね。

→次のページではスピニングリールで使用感を検証!

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