神奈川県内で2023年初、熱中症警戒アラート 横浜35度、小田原36度の見通し

 環境省と気象庁は11日、神奈川県に熱中症警戒アラートを発表した。同日は熱中症の危険性が極めて高い気象状況が予想されるとして、外出をなるべく控え、エアコンなどで室内を涼しい環境にして過ごすよう呼びかけている。県内へのアラートは今年初めて。

 気温、湿度、日射量などから推定する暑さ指数の予想がアラートの基準に達したのは、小田原市の33。このほかの地点は、横浜市中区、海老名市、藤沢市が各32、三浦市は30となっている。11日の予想最高気温は横浜で35度、小田原は36度と厳しい暑さが見込まれている。

 熱中症による救急搬送者の半数以上を高齢者が占めていることから、周囲が注意するよう求めたほか、こまめな休憩や積極的な水分補給を促している。

© 株式会社神奈川新聞社