児童養護施設退所者の進学奨学金 寄付企業に感謝状/千葉県

児童養護施設退所者の進学奨学金 多額の寄付に知事から感謝状

 児童養護施設や里親のもとで育った子どもたちの進学を支援するための奨学金制度に多額の寄付をした千葉県内の企業に7月11日、熊谷知事から感謝状が贈られました。

 県庁では11日、感謝状贈呈式が行われ、熊谷知事から君津市の不動産会社=新昭和の松田芳己社長に感謝状が贈られました。

 この奨学金制度は、児童養護施設などを退所したのち大学や専門学校に進学する人を対象に、返済不要の奨学金として在学中に1人あたり年額30万円を給付するもので、新昭和はこのたび500万円を寄付しました。

 式典で熊谷知事は、「県内の誰もが知っている新昭和のような企業の支援は勇気づけられる。若者の挑戦を後押しする貴重な原資として活用させていただく」と感謝を述べました。

 この制度は2023年3月、県と県社会福祉協議会が連携して創設したもので、資金は、県民や企業からの寄付金を充てる方針になっています。

 また、奨学金の給付は来年度に進学する人から開始する予定で、制度への寄付は県社会福祉協議会のホームページで受け付けています。

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