バルセロナ、フェラン・トーレスのレンタルでの放出を検討か… 最大の難関は本人の説得

[写真:Getty Images]

バルセロナはスペイン代表FWフェラン・トーレス(23)のレンタルでの放出を検討しているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。

今夏はドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(32)やスペイン代表DFイニゴ・マルティネス(32)をフリーで獲得したバルセロナ。アトレチコ・パラナエンセのブラジル代表FWヴィトール・ロッキ(18)の獲得にも近づいているが、サラリーキャップ問題に取り組むため、選手の放出も積極的に進めていくことが予想される。

その対象になりうる選手の1人が2021年12月にマンチェスター・シティからやってきたフェラン・トーレスだ。

フェラン・トーレスの放出は本人の意向により不可能とみられているものの、バルセロナは出口の扉を開いたままにしているとのこと。買い取りオプション付きのレンタル移籍を模索しているようだ。

移籍金5500万ユーロ(約85億円)+ボーナス1000万ユーロ(約15億5000万円)で獲得した選手のため、完全移籍で放出する場合は4000万ユーロ(約61億9000万円)以上での売却が望まれるところだが、レンタル移籍を視野に入れた場合は有力なクラブが複数名乗り出てくることをバルセロナは理解。スペイン、イタリア、ドイツの複数クラブに加え、プレミアリーグの中堅クラブにも可能性があるという。

ただ、重要なのはフェラン・トーレス本人を納得させること。プレシーズン中のパフォーマンス次第ではチャビ・エルナンデス監督の信頼を掴む可能性もあるが、そうでなければチャビ監督自らフェラン・トーレスを諭すこともありえるかもしれない。

© 株式会社シーソーゲーム