横浜で味わう「世界旅行」 世界各国の児童絵画520点を展示 「この展覧会には夢や希望が詰まっている」

同展を担当した金森さん=あーすぷらざ(横浜市栄区)

 世界旅行をしているような色とりどりの絵画を通じて、異国の文化を味わえる「カナガワビエンナーレ国際児童画展」が11日から横浜市栄区の神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)で始まった。

 22回目の開催となる同展にはウクライナやマカオなど、59の国と地域の4~15歳の子どもたちから約1万1600点の応募があったという。今回は日本を含めた世界各国520点の入賞作品を鑑賞できる。

 応募が3700点と最多だったスリランカでは過去に入賞した女性に、国が経済的に支援し学校に通えるようにしたり、住む場所を用意したりしたという。同展の存在感や知名度は世界的にも高まっているという。

 担当の久保田知美さんは「この展覧会には子どもたちの夢や希望が詰まっている」と話し、同担当の金森裕子さんも「きっと世界旅行をしている気分になります」と来場を呼びかけた。

 8月27日まで。入場無料。期間中祝日を除く月曜休館。問い合わせは同館電話045(896)2121。

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