18歳の逸材ヴィトール・ロッキ、来夏のバルセロナ移籍が決定

写真:18歳ながらブラジルA代表デビューも果たしているヴィトール・ロッキ ©Getty Images

バルセロナは7月12日、アトレチコ・パラナエンセからブラジル代表FWヴィトール・ロッキを獲得することで合意に達したことをクラブ公式サイトなどで発表した。

バルセロナに加わるのは2024年夏で、契約期間は2031年6月30日までの7年間。契約解除金は5億ユーロ(約768億5650万円)に設定された。移籍金の額は明らかになっていないが、スペイン『アス』紙電子版は「固定費3000万ユーロ(約46億1140万円)に、出来高に応じて最大3100万ユーロ(約47億6510万円)が追加で支払われると推察される」としている。

ヴィトール・ロッキは現在18歳。身長172センチと小柄ながら機動力に優れ、両サイドから攻撃を仕掛けることができる。味方との連携を生かす動きやスピード、得点能力の高さを持ち味としている。

わずか16歳の時にブラジル2部のクルゼイロでプロデビューを飾り、2022年4月にはアトレチコ・パラナエンセに移籍。2022シーズンはリーグ戦29試合5ゴールの成績を残し、2023シーズンもここまで13試合7ゴールのハイパフォーマンスを見せている。

今年1月にはU-20南米選手権でブラジルの優勝に貢献し、6ゴールを挙げて得点王のタイトルも獲得。3月にはブラジルA代表にも召集され、モロッコ戦に途中出場してセレソンデビューを飾っている。

バルセロナは今夏、マンチェスター・シティからドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンを、アスレティック・ビルバオからスペイン代表DFイニゴ・マルティネスを、それぞれフリートランスファーで獲得しており、ヴィトール・ロッキは3件目の契約となる。

また『アス』紙電子版によると、ヴィトール・ロッキはすでにシャビ監督と電話で会談しており、指揮官が彼に期待することについての説明を受けたという。

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