ポイントが貯まるけど…「リボ払い」はどのくらい損するの?

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

一般の銀行の普通預金金利が0.001%と低金利である今、クレジットカードのポイント還元は、利回りのよい支払い方法といえます。

ポイントを貯めるやりくりのことを、最近は「ポイ活」といい、様々な手段でポイントを上手に貯めている方が増えています。

クレジットカードを使うとき、リボ払いにすると、ポイントの倍率が高くなる事も多いですよね。

これは、一見お得に思えますが…実はリボ払いには利息がかかるため、負担する金額も多くなってしまいます。

今回は、リボ払いでどれくらい損するかをみてみましょう。

リボ払いとは?

リボ払いとは「リボルビング払い」の略で、欧米で一般的に利用されているクレジットカードの支払い方法です。

毎月の支払額を2万円など一定の金額に固定で設定し、金利とともにその固定の額を返済していきます。

リボ払いの利子は15%

カード会社にもよりますが、例えばJCBのリボ払い利子は、なんと15%です。

月1万円のリボ払い設定で、20万円のバッグを7月6日に購入したとしましょう。利子をプラスして8月から1万2,136円で支払いがスタート。徐々に支払額は減っていき、2025年3月に最終回1万115円支払った後は、総額22万5,915円となります。

還元率が通常の1%から5倍になり、1万円分のポイントがついたとしても、2万5,000円以上多く支払うことになるので、結局損になってしまいます。

(参照:JCBホームページ内「ショッピングリボ払いのシミュレーション」

翌月一括払いで、利息なしであれば、ポイントが付くクレジットカード払いはお得といえます。

ポイント〇倍という言葉に惑わされず、最終的にいくら払うのかシミュレーションしたうえで支払い方法を決めていきましょう。

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