あいみょん、ライブ&ドキュメンタリー先行上映会にサプライズ登場。見どころは「全部でしょ!」

シンガー・ソングライターのあいみょんが、2022年11月に地元・兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場で行った弾き語りワンマンライブの模様と、その裏側を収めたライブ&ドキュメンタリーBlu-ray/DVD「Live & Documentary Film “AIMYON 弾き語りLIVE 2022 -サーチライト- in 阪神甲子園球場”」を7月19日にリリース。発売に先駆け、10日に東京・新宿の映画館で、大画面かつDolby Atmos(ドルビーアトモス)の立体的なサウンドでライブ映像を一足先に楽しめる先行上映会が開催された。

本編上映前に、映画館のスクリーンから集まった観客にサプライズでメッセージ映像を届けたあいみょん。メッセージの最後に「今からそちらに行きます!」と客席に声を掛けると、会場の観客がどよめいた。その直後、会場の入り口からあいみょんが勢いよく登場。姿が見えるや否や客席から歓声が上がった。

初めての上映会について、感想を問われたあいみょんは「そわそわして司会の方と一緒に飛び出しそうになってしまいましたが、無事にサプライズで登場できてよかったです。数少ない上映のタイミングでお会いできてうれしいです」と喜びをあらわにした。

上映を前に、見どころは「全部でしょ!」とおちゃめに回答し、今回発売される4時間10分を超える大ボリュームの映像作品に関しては、「かなり長いので、次の日に予定がない時に見てください。今までにない形で、オフショットもたくさんあり、盛りだくさんの作品になっているのでゆっくり楽しんでもらいたい作品になっています」とコメント。

あいみょんの登壇後に上映されたライブ映像は、Dolby Atmos音響の新しい技術により、立体的な音が表現され、音が上から降ってくるような異次元の没入感を体験できた。

あいみょんが奏でる軽快で力強いギターの音色や息遣い、そして甲子園球場のさまざまな環境音までもが再現され、猛暑日の東京に冷えた11月の空気が運ばれてきたようだった。あいみょんの繊細な歌唱テクニックはもちろん、指が弦を滑る音、チューニング時の緊張感などの細部まで収録されていたほか、MCシーンでは甲子園球場に響くマイクの反響音までが映画館にこだまし、まるでライブ会場にいる感覚に。歌唱曲の中にはあいみょんがデビュー前の思いや、ファンへの感謝の思いがあふれ、目に涙を浮かべながら歌い上げていたものもあり、声の震えをこらえながら力強く歌い続ける姿に魅了された。

ライブの終盤で、マイクを使わずに生声で歌う場面も臨場感ある音響で聴くことができ、手を伸ばせば届きそうなあいみょんの声をリアルに体感することができる上映会となった。

撮影/永峰拓也

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