那須どうぶつ王国に新施設「リスの森」オープン 新たに「サーバルキャット」なども仲間入り

 那須町にある動物園で新しい施設のオープンと新たな動物が仲間入りし、14日から一般公開が始まります。

 那須町の那須どうぶつ王国で新たにオープンする施設は、入国ゲートを通ってすぐの正面につくられた「リスの森」です。ヒマラヤスギやシャラなどの、リスのすみかとなる樹木を植栽し、那須の自然を再現した森のような空間で、二ホンリス13頭が自由に暮らす、放し飼いのエリアです。

 二ホンリスは、日本の固有種でホンドリスとも呼ばれ、体の長さが20センチ前後の小型のリス。冬眠はせず、木の実を地面に埋めたり、木のすき間に隠して食料を貯える「貯食」を行って冬を乗り切ります。リスの森は、リスたちが暮らすエリア内を、来場者が歩きながら愛らしい姿を観察ができるウォークスルー形式の展示場になっているのが特長です。

 一方、園内に新たに仲間入りしたのは、メスのサーバルキャット2頭です。サーバルキャットは、サハラ砂漠から南のアフリカに生息するネコ科の動物で、鳥を捕まえるのに3メートルほどの高さまで飛ぶことができます。2頭は兵庫県と愛知県の動物園からやってきて、園内で飼育するのは初めてということです。当分の間は1頭だけの展示で14日から公開を予定しています。

 さらに、ニュージーランドの山岳地帯に生息するオウムの一種、ケアの繁殖施設を日本動物園水族館協会の加盟館として初めて設置しました。

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