千葉市  マイナンバーカード自主返納10倍

千葉市  マイナンバーカード自主返納10倍

 トラブルが相次いでいるマイナンバーカード。
 千葉市では「不安に思う」などの理由で、カードを自主返納する件数が前の月の10倍以上に上っています。

 千葉市によりますと、死亡や更新などを除くマイナンバーカードの自主返納は、2023年5月が5件だったの対し、6月は、その10倍を超える53件に上りました。

 返納する理由には「不安に思う」や「信用できない」などと、相次ぐトラブルの影響が見られるということです。

 マイナンバーカード関連のミスは千葉市内でも明らかになりました。

千葉市 神谷俊一 市長
「確認されたのは(マイナンバー連結)オンライン資格確認システム(国保の一部自己)負担割合が違うものが出てきた。本来3割(負担)が2割と、間違った表示、登録された」

 ミスは、一部報道を受けて6月、発覚しました。

 市の職員が70代の男性の収入額を確認せずに負担割合を入力したことが要因でしたが、男性は、医療機関では紙の健康保険証を使っていたため、実害はありませんでした。

 千葉市の神谷市長は、7月13日の記者会見で「ご迷惑をおかけした。市民にお詫びし、今後、再発防止を徹底していきたい」と述べました。

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