【大谷のHRライバル③】史上9人目のHRダービー優勝&本塁打王が生まれる可能性

オールスター・ゲーム前日に行われた恒例のホームラン・ダービーで史上初となる親子優勝を飾ったブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。2021年の大谷翔平(エンゼルス)との本塁打王争いは記憶に新しいが、ゲレーロJr.に後半の追い上げはあるのか。

2021年、ゲレーロJr.は大谷の46本塁打を上回る48本で自身初のタイトルを獲得。明暗を分けたのはシーズン最終盤の追い上げで、大谷が9~10月で4本塁打だったのに対し、ゲレーロJr.は9本を放って逃げ切った。

今季は前半戦で打撃絶好調の大谷32本に対し、ゲレーロJr.は13本と大きな開きはあるが、今季のゲレーロJr.の平均打球速度は大谷の93.8マイル(約151キロ)を上回るリーグ4位の94.3マイル(約151.8キロ)。ハードヒット数161はリーグトップをマークするなど、今季もパワーは健在だ。

しかも、2021年のゲレーロJr.は後半だけで20本塁打を量産しているだけに、今後の追い上げが見られるかもしれない。ホームラン・ダービーを史上初の親子で制覇した勢いで、後半戦のゲレーロJr.の量産が始まるのか注目したい。

ちなみに、ホームランダービーの優勝者がその年に本塁打王のタイトルも獲得したのは過去8人。3度の優勝を誇るケン・グリフィーJr.は優勝した全ての年で本塁打王のタイトルも獲得している。史上9人目のホームラン・ダービー優勝&本塁打王獲得の可能性があるのはゲレーロJr.だけだ。

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