検疫記念日に思うこと

本日7月14日は1961年に厚生省(現厚生労働省)と日本検疫衛生協会が制定した「検疫記念日」に当たる。1879年の同日、日本初の伝染病予防の法令「海港虎列刺(コレラ)病伝染予防規則」が公布されたことに由来する。

▼「検疫」といえばここ数年におけるコロナ禍の影響で感染対策への意識は飛躍的に向上した。マスク(フェイスシールド)の着用や消毒液での手洗いうがいなど個人でできる対策は万全に取ってきた印象がある。

▼その後はコロナでの行動制限が緩和され、3月13日以降はマスクの着用が義務ではなくなった。同じくGW明けの5月8日から新型コロナウイルス感染症の位置付けが「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)」から「5類感染症」に移行した。

▼人の往来がコロナ禍前に戻り景況感も徐々に出てきている。しかしその一方で新型コロナウイルス感染症患者が夏場にかけて増加傾向にあり、「コロナ第9波」に突入する懸念が高まっている。「検疫の日」を思い起こしながら自分でできる感染対策をしっかりと行っていきたい。

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