ことし上半期の千葉県内倒産135件 借入金返済に耐え切れないケースも 

ことし上半期の千葉県内倒産135件 借入金返済に耐え切れないケースも 

 2023年上半期の千葉県内の企業倒産件数は135件で、2022年よりも42件増加しました。

 物価高に加え、借入金の返済に耐え切れず、事業活動を断念するケースが増えています。

 民間の信用調査会社、東京商工リサーチ千葉支店によりますと、2023年1月から6月までの上半期、県内の企業倒産件数は135件で、2022年よりも42件増加しました。

 倒産件数は、コロナ禍では様々な支援策の効果で低水準にとどまっていましたが、社会経済活動の再開で支援策は終了し、2023年上半期は急増しました。

 さらに、物価高や人件費高騰が企業の収益を圧迫する中、コロナ禍で膨らんだ借入金などの返済に耐え切れず、事業活動を断念するケースが倒産件数を押し上げました。

 東京商工リサーチ千葉支店は、「企業倒産が抑制される要素は少なく、当面はいまの水準かそれを上回る倒産が続く恐れがある」と警戒しています。

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