11年在籍したインテルを退団のハンダノビッチ「長い時間、夢のような時を過ごせた」

[写真:Getty Images]

契約満了により11年過ごしたインテルを退団することになった元スロベニア代表MFサミル・ハンダノビッチ(39)がインテリスタに向け、感謝のメッセージを送った。

2012年夏にウディネーゼから加入して以降、インテルの守護神として長らくチームを支えたハンダノビッチ。公式戦455試合に出場してスクデットを1度、コッパ・イタリアを2度制した功労者は以下のように感謝した。

「11年を振り返って、全てを言葉に表現できるかわからないが…、頑張ってみるよ。辛くて悲しい瞬間だけど、同時に長い時間、夢のような時を過ごせて嬉しかった。スタジアムでインテリスタが作り出す雰囲気を今後感じられないのが恋しくなるだろう」

「多くの試合を経て勝利し、敗れ、失望と喜びがあった。何より自分自身でいることを忘れないようにした。サッカー選手である前に一人の男であろうとした。皆に感謝している。インテルで長い間過ごした中、多くのクラブ関係者と素晴らしい人生を送ることができた」

「ゴール裏のインテリスタには特に感謝したい。彼らは言葉ではなく一貫した態度で愛をくれた。仮に間違っていたとしても彼らはお金を払った上で批判をしている。そうじゃない人間が批判をしていることとは明確に違うと意識していた」

「インテルのユニフォームを着て腕章を付けて戦えたことをどれだけ誇りに思えていたか。常にベストを尽くすことでその特権に報いたいと思っていた。あと数年はプレーするつもりだ。これでお別れになるが、私は常にインテリスタであり続けるだろう。ありがとう」

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