元職員が2400万円着服 足利小山信用金庫

足利市に本店を置く足利小山信用金庫は管理職だった元男性職員が今年5月までの2年間に顧客の定期預金などから合わせて2,400万円あまりを着服していたと14日発表しました。

着服を行っていたのは足利市鹿島町にある足利小山信用金庫、山前支店に得意先グループの次長として勤務していた40歳代の男性です。

信用金庫によりますと元男性職員は、2021年6月から今年5月までの間に、担当していた4人の顧客の定期預金などから合わせて2,400万円あまりを着服し、遊ぶ金やカードローンの返済に充てていました。

今年5月10日に顧客から「預けた金が入金になっていない」と問い合わせがあり、信用金庫が内部調査を行った結果、元男性職員の着服が発覚したということです。

被害にあった全額を、元男性職員の親族がすでに弁済していて、信用金庫は、6月29日付で懲戒解雇処分にするとともに警察に相談しています。

足利小山信用金庫は職員の不祥事を受け、「信用を第一とする金融機関としてこのような事態を招いてしまい深く反省している。今後の再発防止を徹底する」とコメントしています。

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