原爆投下から78年 犠牲者を偲び慰霊 千葉

原爆投下から78年 犠牲者を偲び慰霊

 広島と長崎に原爆が投下されてから今年で78年目を迎えます。千葉市内では15日、慰霊式典が行われました。

 千葉市生涯学習センターで行われた「原爆死没者慰霊式典」には、被爆者や遺族、それに県や千葉市の関係者など約50人が参列しました。

 式典では新たに合祀された人を紹介し、水を求めながら亡くなった多くの原爆犠牲者に遺族が水を手向け偲んだ他、参列者たちが慰霊碑に白い菊の花を供え、手を合わせました。

 主催者で被爆者の1人でもある県原爆被爆者友愛会の児玉三智子会長は「原爆は人として死ぬことも 人間らしく生きることも 許されなかった」と当時を振り返り、核兵器廃絶を訴えるとともに平和への誓いを新たにしていました。

 

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