新型特急「スペーシアX」運行開始! 地元・日光の盛り上がりは

 日光と浅草を結ぶ東武鉄道の新型特急スペーシアXの運行が、15日に始まりました。待望のデビューに日光市の東武日光駅や東武ワールドスクウェアでは記念のイベントが開かれ賑わいました。

 午前7時50分の浅草駅です。スペーシアXは多くの人に見守られながら日光・鬼怒川方面に向けて出発しました。

 東武鉄道ではスペーシアXに乗る前から降りるまで「日光」を感じてもらおうと「つなぐ」をコンセプトに浅草駅と東武日光駅をリニューアル。東武日光駅のコンコース吹き抜け部分には、自社で持つ山で切り出された間伐材を使った装飾が施されています。また、構内の壁やベンチには大谷石や芦野石など栃木県産の素材がふんだんに使われています。

 そして午前9時39分、スペーシアXが東武日光駅に到着。

 笑顔で降り立った大勢の鉄道ファンや観光客を日光市のキャラクター「日光仮面」や地元の観光協会や旅館協同組合、日光市女将の会のメンバーがお土産を手渡したり、お囃子の演奏をしたりして盛大に出迎えました。先頭の1号車のコックピットラウンジには抽選で選ばれた子どもたちが乗車したほか、家族連れや友人同士など、貴重なチケットを勝ち取った乗客たちが歓迎を受けていました。

 また、東武日光線沿線の東武ワールドスクウェアでもスペーシアXの運行開始を記念して25分の1サイズの車両が15日から走り始めました。

 スペーシアXの制服を着た子どもたち3人の合図でミニチュア車両の運転がスタート。

 このミニチュアは実際の制作資料をもとに細かい部分まで精巧に作られていて、日光東照宮の陽明門に塗られた「胡粉」をイメージした車体の白、鹿沼組子をイメージした窓枠なども正確に再現されています。

 スペーシアXは浅草駅と東武日光・鬼怒川温泉駅の間を1日に2往復から4往復するということです。

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