県民と知事が意見を交わす"とちぎ元気フォーラムin野木" 「福田知事が突風被害にも言及」

 栃木県民と福田富一知事と県政について意見を交わす「とちぎ元気フォーラム」が15日、野木町で開かれました。福田知事は、7月10日に野木町を襲った突風の被害について復旧に万全を期すと述べました。

(福田知事)
「7月10日夜の突風によって野木町役場をはじめ住宅や農業施設等に大きな被害が発生した。一日も早い復旧に万全を期す」

 とちぎ元気フォーラムは福田知事が県民の意見を直接聞き県政に生かそうと県内各地で開かれているものです。15日は野木町役場で開かれおよそ50人が参加しました。

 野木町では7月10日午後7時頃、ダウンバーストと推定される突風が発生し、民家の屋根が飛ばされるなどの被害がありました。住宅の被害は、14日午後4時までに野木町で39件確認されていて、住民からも防災に関する意見が上がりました。

 突風の被害にあったという男性は「防災に万全を期すことが重要だと身に染みた。大規模災害を想定し司令塔ともなりうる広域のデータセンターを栃木県に誘致してほしい」と述べました。

 これに対し福田知事は、栃木市が既に手続きを進めていて、県としても応援していると述べました。

 野木町では現在、町内の公園の駐車場などに災害廃棄物の仮置き場を設置しているほか、被災した住宅の住民に災害見舞金を出すなど復興に向けて一歩ずつ歩みを進めています。開催が危ぶまれた町の夏の風物詩、ひまわりフェスティバルも予定通り7月29日と30日に開かれます。

 野木町の真瀬宏子町長は一刻も早い復興を目指すとしています。

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