【寺嶋大智さん(高校生マジシャン)】“マジックの力”を世界中の人へ伝えたい

寺嶋大智さん(高校生マジシャン)

【プロフィール】
寺嶋 大智(てらしま だいち): 新潟市南区出身。通信制高校に通う高校生。小学校2年の時にテレビで見たマジックに憧れ、マジシャンの道を志す。世界的なマジシャン・緒川集人さんとの出会いから、「The Magic Academy of TOKYO」に入会。世界大会での優勝を目指して、日々研鑽している。

ガタチラスタッフ:『新潟人159人目は、高校生マジシャンの寺嶋大智さんです!
小学生の時に見たマジックの虜になり、今では数々の大会に出場するほどの実力に…!寺嶋さんがリスペクトするマジシャンや今後の目標などを聞きしました!素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!』


 テレビの“マジシャン”に憧れて

──マジシャンを目指したきっかけは何ですか?

寺嶋さん:小学生の時にテレビで初めてマジックを見て、すぐにハマりました。家にあるトランプでマジシャンの真似事をしていたら、祖父が図書館からマジックの本を借りてきてくれて、それが始まりでしたね。小学校の文集にも「将来の夢は“マジシャン”」と書いていました!(笑)

──テレビで初めてマジックを見た時は、どう思いましたか?

寺嶋さん:マジックの不思議さというよりは、職人のような“マジシャンのトランプ捌き”に惹かれたんです!そこから少しずつ、マジックの不思議さにも引き込まれていきましたね。

──最初は独学だったのですか?

寺嶋さん:そうですね、本を読みながら一人で実践していました(笑)。半年くらいは黙々と一人でやっていて、ある日父親が新潟市内にマジックショップがあるのを教えてくれたんです。そのお店でマジシャンの方と初めて知り合いました。

──それから指導をしてもらえたのですね?

寺嶋さん:定期的にマジック講座や個人レッスンを開催していたので、私も通うようになりました。本で学んでいた時は「マジックを成功させる」ことが目的でしたが、指導してもらうようになってからは「人前で“演じる”こと」の大切さを学び、マジックへの意識も変わりましたね。

──ご家族もとても協力的にサポートしてくださっているのですね!

寺嶋さん:練習の時にはお客の役をしてくれたり、県外でマジックの大会がある時には同行してくれたり、いつもサポートしてもらっています。家族をはじめ、サポートしてくれている方々からの期待に応えるためにもレベルアップしたいですね!

──「マジックの大会」は頻繁に開催されているのですか?

寺嶋さん:大きな大会から地域の小さな大会まで、国内外でいくつも大会があります。それぞれの大会で優勝することが、マジックへのモチベーションにもなっています!今は優勝すれば日本代表として世界大会に出場できる大会にもチャレンジしています。

──最近の大会では「特別賞」を受賞されたんですよね!

寺嶋さん:5月に行われた「全日本クロースアップマジックコンクール」で“Future Award”という特別賞をいただきました。出場者の中には世界大会の出場経験がある方もいて、テレビで見たことのある方々と同じ土俵で戦えたことがとても光栄でした。

“緒川集人さん”との出会い

──目標にしている“憧れのマジシャン”はいますか?

寺嶋さん:小学生の時に、テレビで見て衝撃を受けた“緒川集人さん”です。アメリカに「マジックキャッスル」というマジックの殿堂があるのですが、そこで活躍しているマジシャンを紹介する番組で緒川さんがマジックを披露していたんです。その時に見たマジックが本当に凄くて、それ以来、緒川さんの本やDVDなどを見て勉強しています。

──今では憧れの緒川さんから指導を受けているのですよね?

寺嶋さん:中学2年生の頃に、緒川さん主催のマジシャンの交流会に思い切って参加したんです。それ以来、若手マジシャン向けの研修会などにも参加するようになり、緒川さんが立ち上げたマジシャン団体「The Magic Academy of TOKYO」にも所属しました。若手同士で切磋琢磨して、緒川さんからもアドバイスをいただくようになり、マジックをより深く学べるようになりましたね。

──イベントなどでマジックを披露することも多いのですか?

寺嶋さん:中学生の頃はなかなか時間がなかったのですが、現在は時間が作れるようになり、イベントのほか、地域の施設や保育園などで披露しています。特にNHKの「沼にハマってきいてみた」で紹介されてからは、ありがたいことにイベントに呼ばれることが増えましたね。

マジックで世界と繋がりたい

──苦労したことは何ですか?

寺嶋さん:マジックが大好きなので、大変だと思ったことはないです!強いて言えば、テレビで披露したオリジナルマジックをアメリカの「マジックキャッスルジュニアマジシャン」のオーディションでも披露したのですが、よりブラッシュアップさせて、英語のセリフも考えなければいけなかったのは大変でした…。

──英語版まで…マジックは世界共通なのですね!

寺嶋さん:マジックは言葉の壁を超えることができます。考え方の違いがあっても、マジックで一つになることができると思うんです。素晴らしいコミュニケーションツールだと感じます。

──だからこそ、世界中の人たちに自分のマジックを見て欲しいという想いなのですね!

寺嶋さん:そうです!世界でマジックを披露するためには“オリジナリティ”が必要なので、世界に一つしかない自分だけのオリジナルマジックを作って、世界中から呼ばれるようなマジシャンになりたいと強く思います。

──マジックで大切にしていることはありますか?

寺嶋さん:マジックの空間を温かく安心できるものにするために、お客様との心の距離が縮まるようなマジックを演じるように心がけています。フランスのマジックの父と呼ばれている方の言葉で「マジシャンは魔法使いを演じる役者だ」という言葉があります。その言葉のように、お客様が「魔法は本当に存在しているんじゃないか」と思えるような演出ができるようになりたいですね。

──今後の出演予定はありますか?

寺嶋さん:県内のイベントや若手マジシャンだけの自主公演(東京)を予定しています。新潟でもマジックショーをやりたいですし、いろんな場所へ出向いてマジックで多くの人を楽しませたいと思っています!保育園やイベントなど、どんどんお声がけいただけると嬉しいです!

──最後に今後の目標を教えてください!

寺嶋さん:オリジナルのマジックを作って、世界中で披露していきたいですね。そのためにも、世界的な大会にもっと出場していきたいと思っています。そうすれば、世界のマジックショーにも呼ばれるようになれるので、海外の大会で結果を残せるようにマジックを極めていきたいです!

【寺嶋大智さんのSNS】
Twitter:https://twitter.com/d_entop
Instagram:https://www.instagram.com/Terashima_Daichi/

【イベント等、出演の問い合わせ先】
TEL: 090-9284-6629
MAIL:daichiterashima05@gmail.com

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