バルセロナのベルナルド・シウバ獲得は非現実的… 移籍金は約125億円、レンタル移籍も困難で代替案浮上

[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバ(28)の獲得を目論んでいるバルセロナだが、実現に向けたハードルはかなり高いようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

今夏はすでにドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(32)をフリーで獲得しているバルセロナ。ジョアン・ラポルタ会長はギュンドアン以外にも、あと2人ミッドフィールダーを獲得したいという旨のコメントを残しており、そのうちの1人がジローナのスペイン人MFオリオル・ロメウ(31)、もう1人がベルナルド・シウバと考えられているという。

しかし、ベルナルド・シウバを手放したくないシティは移籍金8000万ユーロ(約124億8000万円)を要求するとのこと。ベルナルド・シウバの年間コストも3000万(約46億8000万円)〜3500万ユーロ(約54億6000万円)になるようで、バルセロナにとっては非現実的な金額となる。

サラリーキャップ制限を超過しているバルセロナには選手の売却によって得られる資金やそれによって浮いた年俸の50%しか選手の獲得に費やすことができない「50%ルール」が適用される。ベルナルド・シウバを迎え入れるには、ここからさらに人件費を7000万ユーロ(約109億2000万円)ほど削減する必要があるようだ。

バルセロナは後の買い取りを見越したレンタル移籍も選択肢の1つに入れているようだが、シティはこの可能性を一切考えておらず、より現実的な別のプランも用意。ビジャレアルにレンタル移籍していたトッテナムのアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソ(27)に目をつけている模様だ。

ロ・チェルソ関しても移籍金を支払わずに済むレンタル移籍を考えているようで、年俸もベルナルド・シウバに比べればかなり手頃。チャビ・エルナンデス監督もロ・チェルソのことをとても気に入っているとのことだが、まだ獲得には動き出していないようだ。

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