日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP！」（月～金曜午前5：50）内のコーナー「旅するエプロン～30秒のごちそう～」。料理好きの伊藤楽さんと池田航さんが、調理アイテムを積んだ「ZIP!ワゴン」に乗って日本全国を旅し、人と出会い、旬な食材を見つけ、新鮮なうちにその場で即席のごちそうを作り、人を笑顔にする企画です。
今も絶賛ロケ中の伊藤さんと池田さんに、2人の仲良しぶり、オーディションでの裏話、ロケ中のピソードなどを伺いました。
――オーディションで出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
伊藤 「『マジか…』ですね」
池田 「結果がきた時、まだオーディションがあるって言われてたんですよ。サプライズみたいな感じで突然きたので、会場入ったら8台くらいカメラが回ってて、『なんでこんなにカメラが回ってるんだろう？』って2人で話をしていました。そしたらガっくん（伊藤）が『俺、幽霊見えるんだよね』って言い出して…（笑）。それに持っていかれていた時にオーディションの結果がきたので、テレビ的にリアクションが薄かったんですよね（笑）。テレビ的なリアクションができなくて…。でも内面はめちゃくちゃ喜んでました。うれしかったです！」
伊藤 「全く同じですね。最終だからよく分からない状況で、2人でリラックスするために俺の幽霊トークをしとくかと思ったら、『合格です』って言われて…。何も実感なかったです…。しばらくたつまで。頭真っ白な状態で撮影が始まり…。ビックリしすぎて素直なリアクションしかとれなかったです」
池田 「人って本当に驚くと言葉失うからね」
――その時からお二人は仲が良かったようですが、お互いお会いした時の印象は？
伊藤 「爽やかだな、俺と同じくらい色黒いな、ですね。でも合格発表の前からバスケットボールしてるとか、料理してるとか話していて」
池田 「共通点が多すぎて。僕が富山出身で、ガっくんは家族が富山（出身）とか、バスケが好きでずっとバスケやってるとか、料理好きとか…ビックリしたね！ なので、合格前から『今度バスケ行こうよ』とか『飯行こうよ』とか言ってましたね」
伊藤 「今では超仲良しです！」
――実際にロケに出て気付いた、お互いのいいところを教えてください。
池田 「ガっくんは『NO』がないんですよ。それいいね、楽しそうだねって言って盛り上がっちゃう」
伊藤 「航って本当、真面目なんですよ。レシピとか、イラストも、下準備もすごいし。すごいしっかりしてます」
池田 「ガっくんは心が広い、あんま気にしない。僕は考え過ぎちゃう方なので、ちょうどいいバランスでロケとかできてますね」
――いいコンビなんですね。ロケでの印象的な場所はありますか？
池田 「全部印象に残っていますが、やっぱり好きな食材が出た時はテンション上がりますね。ガっくんは絶対海だろうけど」
伊藤 「そう、定置網漁とか。何回も（そこに）住んじゃいたいって思ってますからね。やっぱり人が面白い」
池田 「番組が短いので伝わっていない部分もあるんですけど、人との触れ合いがめちゃくちゃ多いので、そこで得るものが多いですね。場所でいうと富山の黒部かな。あとは（熊本県）日高市のスイカ農園。金色羅王っていうスイカが赤じゃなかったんですよ。黄金！ めちゃくちゃ甘かったです」
伊藤 「行ったロケ地の人、みんなプロフェッショナルで命懸けている人たちなので、もらえるエネルギーすごいです」
――お二人が料理が好きになったきっかけは？
伊藤 「僕は小学校1年生ですかね。お母さんの誕生日でご飯作ってあげるってなって、しょうゆバターライス作って、そこから料理面白いなって。家族の影響もあったんですけど、シェフがいたり、すし屋さんがいたり…。そういう環境で育ったので」
池田 「僕は料理学校で料理を学んで、ですね。僕の周りが手に職をつけることを目指す人が多くて。僕も仕事につながることがしたいと思って、料理学校に受かったのがきっかけで。食べるのは好きだったのですが、料理はやってなかったんですよ。勉強していくうちに、どうせやるなら東京で学びたいと思って、東京のフランス料理店に勤務しました。そこからですね、本気でのめり込んだのは」
――そんなお二人が女性に作ってあげたい料理は何ですか？
伊藤 「あまり知らないようでしたら、パスタを作ります。仲良くなって、パスタおいしかった、今度また何か作ってよって言われたら、すしを握ります。おいしかったって言ってくれたら、一緒に築地に行きたいですね」
池田 「（笑）。僕は卵料理ですね。パンケーキとか。スイーツが簡単に作れていいかなって。プリンとか卵料理は女性に喜んでもらえるかな」
――逆に女性に作ってもらいたい料理はありますか？
伊藤 「勝手にストーリー作っていいですか？（笑）。僕がご飯を作って、今度私もって言ってくれている状態だったら、家庭料理とかお母さんが作ってくれていたみたいな肉じゃがとか煮つけとか、シンプルで愛情濃いめのご飯がいいですね。逆にそれがいいですね」
池田 「すき焼きですね。鍋が好きなんですけど、鍋ってよっぽどのことがない限り失敗がないじゃないですか？ 料理人に作りたくないじゃないですか、だから女の子も気が楽かなって」
――ハードル高いですよね。もし女性が料理に失敗してしまった場合はどうされますか？
伊藤 「食べきりますね。飯はとにかく食いきります」
池田 「ガっくんは優しいから絶対うまいって言って食べる！ 僕は言っちゃうかな…（笑）。でも、僕も同業者とかからこう言われたら嫌だって分かるので、言い方は気をつけます」
――最後に今後の意気込みをお聞かせください。
伊藤 「僕たちも楽しませてもらっているので、それをそのまま伝えたいですね。（放送の）3分の中に入っていない、作ってくれている人の苦労とか食材のありがたさとかを僕たちを通して伝えたいです」
池田 「短い中にも生産者の方の食材への愛を、僕らも料理を通して映像で残していけたらと思っています。あとは、朝から僕らを見て元気になってもらえたら。僕らが楽しまないとテレビを見ている方が楽しくないと思うので、楽しく、おいしく、番組のテーマである“つなげる”という役割を果たせたらと思います」
――ありがとうございました。
【プロフィール】
伊藤楽（いとう がく）
1995年1月22日生まれ。神奈川県出身。4月から「ZIP！」内のコーナー「旅するエプロン～30秒のごちそう～」に出演中。
池田航（いけだ こう）
1995年5月1日生まれ。富山県出身。4月から「ZIP！」内のコーナー「旅するエプロン～30秒のごちそう～」に出演中。
【番組情報】
「ZIP！」
日本テレビ系
月～金曜 午前5：50～9：00
取材・文／R・N（日本テレビ担当） 撮影／蓮尾美智子
