きょう（火）の東・西日本は、高気圧に覆われて晴れている地域が多く、内陸を中心に気温が高くなっている。特に、関東や東海で気温の上昇が著しく、桑名（三重）で午後2時半前に39.0℃を観測した。
　そのほか、越谷（埼玉）38.8℃、寄居（埼玉）で38.5℃、佐野（栃木）と桐生（群馬）で38.3℃など、関東の内陸や東海で38℃以上となり、広い範囲で危険な暑さとなっている（午後3時現在）。引き続き、熱中症に警戒が必要だ。
　なお、東京都心でも37.5℃まで上がり、12日（水）に観測した今季最高気温に並んだ。

　あす19日（水）は前線の南下に伴い、太平洋側の各地も雲が多くなる見込み。このため、気温の上昇は抑えらえれ、35℃を超えるのは東海の一部だけとなりそうだ。東京都心の最高気温は32℃で、猛暑日からは解放されるが、湿気が多く蒸し暑い見込み。連日の暑さで疲労が溜まっているので、引き続き健康管理に注意が必要となる。

熱中症予防のポイント

　日中の運動や外出は避けて、昼夜を問わず、冷房を使った涼しい場所で過ごし、体調管理には十分に注意するようにしたい。こまめな水分補給を心がけ、お年寄りや子どもにも、声をかけて水分がとれているか確認するなど、熱中症に警戒が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)