「オソ18」の姿、カラー写真で鮮明に 標茶町が林内設置のカメラで撮影 DNA型で個体確認 これまで牛60頭以上襲う

道東の標茶町と厚岸町で放牧中の牛を次々と襲っているヒグマ、通称「オソ18」の姿が鮮明なカラー写真で初めて捉えられました。

写真は、標茶町が林内に取り付けたカメラで先月25日午前6時ごろ撮影されました。近くに設置したヘアトラップに付いていた体毛のDNA型からオソと判明しました。オソとみられるクマの白黒写真はこれまでも撮影されていましたが、DNA型鑑定で確認できたのは今回が初めてです。写真にはオソがヘアトラップに背中をこすりつける様子と、四つんばいで歩く姿が写っています。体長はおよそ2.2メートルで標茶町が想定していた大きさともほぼ一致しました。

オソはこれまで60頭以上の牛を襲っており、今回撮影された前日にも10キロ離れた原野で牛1頭を襲ったことが分かっています。

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