ヘンダーソンがアル・イテファクと合意

写真:ヘンダーソンもサウジアラビアへ©Getty Images

リヴァプールに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがアル・イテファクへの移籍で合意した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

ヘンダーソンのサウジアラビアへの移籍の可能性は度々報じられてきたが、今回遂に正式決定の運びとなった。移籍金は1200万ポンドと見られている。

ヘンダーソンは1990年生まれの33歳。地元サンダーランドのアカデミーから2008年にトップチームデビューを飾ると、2011年夏にリヴァプールへと加入した。2015-16シーズンからは前キャプテンのスティーブン・ジェラードから腕章を託され、昨シーズンにはクラブ通算400試合出場も達成するなど、長らくリヴァプールの中心選手として活躍していた。

かねてよりアル・イテファクからの関心が報じられる中、ヘンダーソンは19日に行われたプレシーズンのカールスルーエ戦を欠場。移籍決定は秒読み段階と見られていた。

一方で『スカイスポーツ』でリポーターを務めるメリッサ・レディ氏は、この移籍に対して以下のようにコメント。自身の批判的な見解を示した。

「サポーターたちは裏切られたと感じるだろうし、彼がそれを止めることはできない。彼が手にするお金が彼の人生を変えるという人がいるかもしれないが、それは違う。彼はすでに多くのお金を持っている。この移籍で変わってしまうことは彼のレガシー(リヴァプールでの遺産)である」

アル・イテファクはすでにスティーブン・ジェラードを新監督として招聘しており、問題なく移籍が実現すればヘンダーソンはかつてのチームメイトと再会を果たすことになる。

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